特殊ギアでの自力登山

 2003年9月アメリカから車イスの青年が富士山を登りにやって来た。彼の名前はKeegan Reillyさんアラスカに住む学生で18歳の時に交通事故で下半身付随に。叔父で元登山ガイドのJohnさんの誘いで再び登山を開始。アメリカのエルバータ山やシャスタ山など富士山より高い山も登ってきました。ギアは特注品で、42個のギアがついていて、日本円で370万円くらいとのこと。この会社は手漕ぎの3輪サイクルなども作っています。ギア製作会社はTitaniumarts
彼をサポートするのは、Johnさんと彼の兄弟、友達でTeam Storong Armsといいます。
次回は、南アメリカのアコンカグアを目指すそうです。Team Storong Armsのホームページ(もちろん英語です)
富士登山では警察にギアがマウンテンバイクと同じだと言う理由で停められたり、キャンプが出来ないので野宿と色々大変だったようです。その様子は、Outdoor Japan から。(こちらも英語です)
富士山登山中に高校生のグループと一緒に 登山中に会った人が試乗中

もう直ぐ頂上

富士山頂上到達。その日のうちに下山。下りは歩くよりも数倍早くサポート隊は後から追っかけたそうです。

しろうまの会のメンバーが成田に出迎えに行った時に撮った写真。下山後に試乗体験させてもらう予定だったが、富士山の下山時にギアが破損してかなわなかった。しろうまの会では、彼らが来日するにあたってのお手伝い等をさせてもらいました。また下山後に交流会を開きました。

登りでは、レバー(ペダル)を両手で漕ぎ、黒い部分がハンドルであごでカジをとる。 正面から見たところ。座席は正座をするような感じで、膝を白い部分につける。
ハンドルの部分ブルーキとギアチェンジ用のレバーが付いている。下りはこのハンドをもってかなりのスピードで降りる。 斜め後ろから見たところ。後輪駆動で、左右の車輪に連動するギアが2つ付いている。後輪の方が前輪より大きめ。後輪で24インチくらい。タイヤはモトクロス用で太い。